住宅には電気や給排水や空調や太陽光発電設備など様々な設備があります。いつも当たり前のように使っている機器が突然使えなくなることはしばしば起こります。台所や風呂や外流しの給排水のトラブルはそれらの例の一つです。特に水栓は、使っているうちに振動で緩んでしまい水漏れが発生します。

外部にある水栓が漏水したままで気付かずにいると、翌月の水道料金の高額請求を見て驚くことになるかもしれません。屋内でも、漏水によって床や壁が濡れてしまって床材や壁クロスの張替えとなったり、場合によっては床に流れた水が階下に到達し、下階の部屋の修理代の支払いが発生することもあります。トイレの水漏れは、主にロータンクや温水暖房便座への給水管の接続部から発生します。この場合の修理方法としては、あらかじめ機器の手前の止水弁を閉めておき、工具で給水管と機器の接続部を増し締めすれば漏水を止めることができます。

流し台まわりの漏水ならば、同様に給水の元バルブを閉めておいてから、蛇口と配管の接続部の増し締めをして修理が完了します。水栓が混合水栓の場合は、給水系統と給湯系統それぞれの配管で作業を行うことになります。屋外の蛇口の水漏れは、蛇口と配管との接続部の緩みだけでなく、冬場の凍結による配管破損も原因として考えられます。この場合は個人での修理は難しいので、いったん屋外系統の止水バルブを閉じておき、水道工事店に対応を依頼するとよいです。